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☆4歳女児がマンション25階から転落死(令和3年10月14日)☆
  令和3年10月13日朝、大阪のマンション25階から4歳の女の子が転落して死亡する痛ましい事故が起こりました。母親はおねしょの後片付けで気づかなかったようです。ベランダには椅子が置いてあったそうです。ベランダのフェンスには4歳の子は上れませんが、椅子、段ボール箱やエアコン室外機などフェンスより一段低い箱物があると上れます。ベランダにそのような物は決して置かないように気を付けてあげて下さいね。

☆食品による窒息に注意(令和3年9月21日)☆
  日本小児科学会が身近な食卓に潜む窒息の危険として以下の勧告を行っています。
ミニトマトやブドウなどは丸くてツルッとしていて窒息につながる危険があり、その事例を報告するとともに、
4歳以下の子どもにミニトマトブドウなどを食べさせる場合は1/4にカットして食べている間はおしゃべりやお遊びは控えるように勧めています。大切な子どもさん達です。気を付けてあげて下さいね。

☆就学前と小学校高学年で三混ワクチンを受けましょう(令和元年9月19日)☆
  全国的に大人と小・中学生で百日咳が多く発生しています。今年から百日咳は全数把握感染症に指定されました。四種混合ワクチンを4回受けていても4歳頃から免疫力が落ちて百日咳に感染する危険性が高くなっています。四種混合ワクチンを打っていない赤ちゃんが罹ると無呼吸を起こし重症化して死亡する危険性もあります。まだ無防備な弟や妹を守るために、また、自分が罹って苦しまないために3種混合ワクチンを接種することをお勧めします。日本小児科学会も、麻しん風しんII期接種年齢である就学前と二種混合ワクチン接種年齢である11〜12歳の接種を推奨しています。任意接種ですが是非接種してあげてください。

☆6ヶ月の男児が乳児ボツリヌス症で死亡(平成29年4月8日)☆
  離乳食として蜂蜜を摂取していた生後6ヶ月の男の赤ちゃんが乳児ボツリヌス症で亡くなりました。一般的に蜂蜜のラベルには1歳未満の乳児には乳児ボツリヌス症の原因になる可能性があるので食べさせないように注意書きされているのですが、お母さんは知らなかったようです。家族は1月中旬頃からジュースに市販の蜂蜜を混ぜて飲ませていたようで、2月20日にけいれん、呼吸状態の悪化があり病院へ搬送され、3月30日に亡くなりました。
  
1歳未満の乳児には蜂蜜はあげないように気をつけてくださいね。

☆助手席に乗っていた3歳の女児が亡くなりました。(平成28年6月21日)☆
  軽乗用車が電柱に衝突して助手席に乗っていた3歳の女の子が亡くなりました。事故の原因は車内に落としたスマホを拾おうとした母親がハンドル操作を誤まり道路脇の電柱に車を衝突させたためでした。時速は30km程度でした。女の子には目立った外傷はありませんでした。女の子はシートベルトをしていましたが、死因はエアバッグが圧迫したことによる心臓損傷でした。エアバッグの衝撃に耐えられなかったのです。後部座席にはチャイルドシートが設置されていました。母親は「近所だったから助手席に乗せた。」と供述しています。この事故は私たちにいろんな事を教えています。この女の子の死を無駄にしないためにも、皆さんも大切な子どもさんのために、くれぐれも気をつけてください。

☆こどもの発熱 Q&A☆
  こどもはよく熱を出します。これは大人になるためにカラダの学習をしていると考えることができます。避けては通れません。ではどのように考えて、対応すればよいのでしょうか?日頃、診察室でお母さん方からよく聞かれる質問にQ&A形式でお答えしてみたいと思います。

 
 Q1:体温が何度以上から発熱なのでしょうか?
 A1:平熱と発熱を厳密に区別するのは個人差もあってなかなか難しいですが、38℃以上は発熱と考えて良いでしょう。37.5〜38℃の時はそれ以上に上がってこないか注意して見守ってあげてください。

 Q2:熱冷ましは何℃になったら使うのですか?
 A2:熱冷まし(坐薬や頓服の解熱剤)は何℃になったから使うものではありません。目安は38.5℃以上に熱が上がり、しかも、とてもしんどそうにする、なかなか寝付かれない、思うように水分がとれない、など熱がこどもさんにとって不都合になる時に使ってあげてください。39℃近くあっても機嫌もよく、おもちゃで遊べて、食欲もまずまずあれば熱冷ましは急いで使う必要はありません。熱冷ましは風邪などの病気を治すお薬ではありません。原因にかかわらず熱だけを一時的に下げるお薬です。こどもが熱を出すのは熱を出してウイルスやバイ菌をやっつけようと戦っているのです。だから、使い方を間違うと一生懸命戦っているこどもの足を引っ張ることになってしまうので気をつけましょう。

 Q3:熱が高いとバカになるって本当ですか?
 A3:大丈夫です。いわゆる“かぜ”の時の発熱が39〜40℃くらいまで上がったとしてもそれで脳に障害が起こることはありません。ただ、発熱の原因が脳炎や髄膜炎など、脳自身を犯す病気の場合はその病気の後遺症として脳に障害が残ることがあります。これも熱が高いから障害が起こるわけではありません。しかし、41℃を超えて体温が上昇した場合は、その発熱自体が原因で全身(脳を含めて)に障害が起こることがあるといわれています。

 Q4:カラダは暖めるのがいい?冷やすのがいい?
 A4:熱の上がり際は寒気がして震えがきます。その時は毛布を掛けるなどして暖めてあげましょう。熱が上がり切ると今度は熱くなるので、お母さんより1枚薄着くらいで涼しくしてあげましょう。熱が高い時は首の周り、脇の下、足の付け根などを冷やしてあげると効果があります。粘着タイプの冷却シートは触るとヒンヤリしますが、熱を下げる効果はありません。乳児の場合、それによる窒息の報告もあり注意が必要です。

 Q5:こどもが熱を出した時に私がしてあげられること、また、気をつけることはどんなことですか?
 A5:まず体温を体温計で計ってあげましょう!というのは「触って熱かった。」とよく言われますが、それが本当に発熱なのか、実際はかなり怪しいものなのです。頭が痛い、お腹が痛いなどの症状はどの程度痛いのか本人以外誰にも分かりません。体温測定はお母さんがしてあげられる唯一の客観的な評価法なのです。発熱がある時は面倒がらずに体温計で測ってあげてください。また、発熱すると目に見えない水分がカラダからどんどん逃げてゆきます。体温が1℃上がる毎に20%必要な水分量が増えるといわれています。小まめに水分を与えましょう。発熱すると食欲も落ちることがありますので、尚更、水分を小まめにあげましょう。さらに、発熱と共に、顔色が悪く苦しそうにしている時、元気がなくぐったりしている時、吐いて水分が摂れない時、意識がもうろうとしている時、けいれんが起こった時、生後3ヶ月未満の赤ちゃんが発熱した時、などの時は慌てずに病院を受診しましょう。 
  以上、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。

☆妊婦さんのインフルエンザ予防接種 「赤ちゃんに効果あり!」☆
 妊婦にインフルエンザの予防接種をすると、母親だけでなく新生児・乳児にも高い予防効果のあることが、バングラデシュと米国の共同研究チームが米医学誌 ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表しました。
 インフルエンザワクチンを受けた群と受けなかった群に分け生後6ヶ月まで追跡調査した。すると母親がインフルエンザのワクチンを受けた群の子は受けなかった群と比べインフルエンザ発症率が約3分の1に下がり、さらに妊婦さんの発熱を伴う呼吸器疾患の罹患率も下がった。日本では妊婦さんのインフルエンザ予防接種は積極的には推奨されていませんが、欧米の先進国では積極的に接種されています。世界保健機構(WHO)も積極的に勧めています。子どもさんは勿論、お父さん、お母さんだけでなく妊婦さん(妊娠14週以降が良いです)もインフルエンザ予防接種を受けましょう!

☆妊婦さんはシートベルトを締めましょう!☆
 妊婦さんはシートベルトを是非締めて下さい。シートベルトをしないとお腹の赤ちゃんが死亡する確率はシートベルトをした時に比べると4倍高くなるようです。日本産婦人科学会、警視庁などが呼びかけています。

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